院長のブログ

ホルモンバランスが乱れたときに出る症状と改善方法

「ホルモン」と聞いて何を思い浮かべますか?

よく使われる言葉ではありますが、なんとなくのイメージで使っていることが多いかもしれません。そもそもの語源は「呼び覚ますもの」「興奮させるもの」「刺激するもの」といった意味を持つ言葉ですが、現代語としての「ホルモン」の定義は、以下のとおりです。

ホルモンバランス

1.ホルモンは体内にある細胞でしか作られない化学物質で、その数は70種類以上存在するとも言われています。

2.脳の視床下部、甲状腺、卵巣、睾丸などの内分泌腺で生産、貯蔵され、刺激に応じて血管を通って分泌されます。

3.それぞれのホルモンには各「標的細胞・器官」があり、そのはたらきをコントロールします。

4.ホルモンは代謝の調節を行います。

男性ホルモン、女性ホルモンとは?

・男性ホルモン

男性を男性特有の体つきや思考回路に発育させるホルモンです。

「テストステロン」「アンドロステネジオン」「デヒドロエピアンドロステロン」の主に3種類が存在し、総称として「アンドロゲン」と呼ばれます。

健康な男子の場合、1日におよそ7mg程度の分泌があるそうです。

男性ホルモンが作られる場所は、副腎と睾丸です。

【男性ホルモンの働き】
①男性特有の筋肉質な体のラインにする
②タンパク質を筋肉や内臓に変える助けをする
③皮脂の分泌を促す
④体毛の発育を促す
⑤性欲を高める

・女性ホルモン

女性特有の体つきや体のリズムを司るホルモンです。

エストロゲン(卵胞ホルモン)プロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類があります。

エストロゲンは排卵の準備をするホルモンで、生理の終わりごろから排卵前にかけて分泌が高まります。

いっぽうプロゲステロンは排卵後に分泌され、排卵を抑制するはたらきがあります。

女性の体内で分泌される一生分の女性ホルモンの量はおよそスプーン1杯程度だとか。微量ですが体に与える影響はとても大きいですね。

女性ホルモンが作られる場所は、卵巣です。

【女性ホルモンの働き】
①女性特有の丸みをおびたからだのラインにする
②女性の生理や妊娠をコントロールする
③肌や髪をきれいに保つ
④骨を丈夫にする
⑤自律神経を安定させる
⑥記憶力を保つ
⑦食欲を抑制する

「ホルモン」の不思議なところは男性の体内でも女性ホルモンが作られ、女性の体内でも男性ホルモンが作られることです。

男性ホルモンが作られる場所は副腎と睾丸で、女性ホルモンが作られる場所は卵巣ですが、女性には精巣がありませんし、男性には卵巣がありません。どのようにして作られるのでしょうか?

女性の場合、生殖器官である卵巣で男性ホルモンが作られています。さらに驚くことは、女性の体内の男性ホルモンは、女性ホルモンの量に比べて10倍以上も多いそうです。

男性の場合は、もっと不思議なかたちで女性ホルモンが作られています。「弱男性ホルモン」から、女性ホルモンが作られるのです。

男性ホルモンも女性ホルモンも構造はよく似ており、酵素の微妙なはたらきによって、全く違うはたらきをする2つのホルモンが誕生します。

ちなみに、男性の体内の女性ホルモン量は、女性に比べておよそ半分程度。女性の体内の男性ホルモンは、女性ホルモンの量に比べて10倍以上・・・ホルモンからも男女の微妙な力加減を感じるのは、わたしだけではないはずです。

graph

上のグラフは、男女のホルモン曲線を表しています。

男性も女性も、それぞれの性ホルモンの分泌が体の性質を決定します。

【男性ホルモンの場合】
思春期に増えた分泌量が30代でピークを迎え、65歳くらいまでほぼ横ばいが続いた後、緩やかに減少していきます。

【女性ホルモンの場合】
20~30代でピークを迎えた後、50代で急激に減少してしまいます。女性ホルモンのバランスの乱れによる「更年期障害」が起こるのはこのためです。

ホルモンの作用や減少時期を知ると、

man男性:最近、精力が減退してきたから、男性ホルモンを摂ろう

woman女性:いつまでも若々しくいるには、女性ホルモンをたくさんとればいいのかしら?

などと考えがちですが、一番大切なことは「ホルモンの量」ではなく、「ホルモンのバランス」です。

例えば、病気でもないのに男性ホルモンを外から多量に摂取すると、体内での分泌が抑制されてしまい、むしろ精力の減退につながるといいます。

また女性ホルモンのうち、エストロゲンだけが暴走すると乳がんや卵巣がんの遠因のひとつになることも知られています。

大切なのは自分自身に組み込まれているホルモンバランスを整えることです。

男性ホルモンも女性ホルモンも、微妙な環境の変化でバランスを崩してしまうものです。睡眠不足、不規則な生活、運動不足、ストレス、肥満、急激なダイエットなどによりホルモンのバランスが崩れると、体にさまざまな不調が発生します。

・更年期障害

閉経前後の女性のホルモンバランスの乱れがさまざまな不定愁訴になって現れる症状。

いわゆる「更年期障害」と呼ばれ、いらいらや疲労感、顔のほてりや肩こりなどの症状があります。

一般的に45~55歳くらいの女性に多く見られますが、最近では食生活や生活習慣の乱れから30代でも「若年性更年期障害」が増えてきているといわれています。

「更年期障害」は女性だけのものではなく、男性にも、男性ホルモンのバランスの乱れから発症する「更年期障害」があります。

・物忘れ

記憶力を司るのは女性ホルモン。

男女とも、加齢に従い女性ホルモンの分泌が減少してくるとだんだん物忘れが多くなってきます。女性ホルモン(エストロゲン)の投与により、アルツハイマーの進行が止まったという症例もあるそうです。

・性機能の低下

男女ともに性欲そのものを左右するのは男性ホルモン。男性ホルモンのバランスが乱れると、性欲が減退することがあります。また女性の場合、女性ホルモンのバランスが乱れることによって生理不順を招き、性機能が低下してしまうことも。

ホルモンのバランスが乱れる原因は人によってさまざまです。まずは自分のホルモンバランスが乱れていないか、なぜホルモンのバランスが乱れてしまったのかをチェックしてそれに応じた対処をしましょう。

ホルモンのバランスが乱れる原因とは?

次の質問に当てはまるものがどれくらいありますか?

1.コーヒーや紅茶が好き

2.寝起きが悪い

3.就寝前にスマホをいじっている

4.昼と夜が逆転しがち

5.常に仕事のことが気になる

6.人間関係の悩みがある

7.趣味と呼べるものがない

8.朝ご飯は食べない

9.お菓子や揚げ物が好き

10.21時以降に晩ご飯を食べる

11.お酒が大好き

12.運動が苦手

13.階段は使わない

14.すぐ息が切れる

1.~ 4.番が当てはまる場合→睡眠不足
5.~ 7.番が当てはまる場合→ストレス
8.~12.番が当てはまる場合→食生活に問題あり
13. ~15.番が当てはまる場合→運動不足

■原因別の対処方法

・睡眠不足

睡眠中には成長ホルモンをはじめ、さまざまなホルモンが分泌されています。特に、眠り始めの最初の3時間にホルモンが分泌されやすくなります。眠り始めの3時間の質を高めて睡眠を上手に活用しましょう。

・ストレス

ホルモンバランスを整えるには楽しく毎日を過ごし、リラックスする時間をつくることが大切です。

日々の中で楽しみを見つける、没頭できる趣味を見つける、アロマや半身浴、心が落ちつく音楽を聴きながらゆったりと過ごすなど、自分をいたわってあげながら、ストレスを発散していきましょう。

・食生活の乱れ

ファストフードや肉中心の生活を改め、

①女性ホルモンと同様の働きをする大豆イソフラボンを含む納豆や豆腐など
②女性ホルモンの分泌を促すビタミンB6を含むマグロ・カツオ・レバー・ナッツ類など
③ビタミンEを含むアボカド・うなぎ・かぼちゃなど
④自律神経の働きを助けるカルシウムを含む乳製品・小魚・ごま・ひじきなど
⑤マグネシウムを含む海藻全般類・玄米・そばなど

をバランスよく積極的にとりましょう。

⑥食物繊維を豊富に含む玄米・豆類・おからなど

を摂って腸内環境を整えることも大切です。

・運動不足

エレベーターを使わず階段で昇り降りする、ウォーキング、朝晩の軽いストレッチなど、手軽に始められる運動でも十分に効果があります。

短時間の軽い運動でも、習慣づけることで自律神経を活性化させ、乱れたホルモンバランスを軌道修正することができます。

ホルモンバランスの乱れによる体調不調かな?と思ったら

ホルモンバランス乱れにより

・ひどい肩こり
・めまい立ちくらみ
・便秘
・のどの渇き異物感
・怒りっぽくイライラする
・お腹の調子を崩しやすい
・慢性疲労
・だるおもい腰痛

などの症状が強くなり、それをかばうことで

・骨盤の歪み
・自律神経失調
・内臓疲労

などの状態になることが少なくありません。

自律神経の乱れを整え、ホルモンバランスを安定させるために、当院では、からだ全体のバランスを取って「深い呼吸」と「血行のいい温かいからだ」を取り戻していく施術をおこないます。

深呼吸(腹式呼吸)で、酸素を体にしっかり取り込み、温めることで取り込んだ酸素をカラダ中にめぐらせる(血行改善)ことで、自然に回復できる力を正常な状態になっていきます。

『自然治癒力が働ける環境づくり』に、是非お役立て下さい。

 

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