院長のブログ

整体でヒップアップはできる?お尻が垂れる原因と改善法

最近、自分のお尻を鏡で見たことがありますか?

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しばらく見ないうちに、残念なかたちに変わっていませんか?(笑)

ヒップアップは女性だけの関心事ではありません。腰痛に悩む男性の皆様、ヒップアップで腰の痛みを緩和できるとしたら・・・。

お尻が垂れる原因から、きれいなお尻をつくるエクササイズまで、わかりやすく紹介します。

そもそもなぜお尻は垂れるのか?

ヒップアップと言っても、お尻だけがキュッと上がるわけではないんです。

実は、お尻のかたちを左右するのは「姿勢」です。

背骨全体が「理想的なS字カーブ」になることで、背筋が伸びてお尻が引き上がります。逆に猫背になると、背骨上部のS字カーブが大きくなりますから、背骨下部から腰にかけてもS字カーブが大きくなり、お尻が下に下がる=垂れる状態になるわけです。

骨盤を引き締め、背筋が気持ちよく伸びた状態で、普段の動作を一つひとつを丁寧に行うことで、お尻の筋肉がついてヒップアップに効果的です。

姿勢が悪いとお尻が垂れる理由

1.お尻の筋力が衰える

正しい姿勢をキープするためにはお尻の筋肉が使われます。きゅっと引き締まった筋肉は下半身を安定させ、上体をすっとした姿勢に保ってくれます。

加齢などによりお尻の筋肉が使われなくなると徐々に筋力は衰えて脂肪が増え、その脂肪の重さでお尻が垂れてきます。

2.体、骨盤のゆがんでいる

姿勢が悪い(猫背や左右の傾きなど)ことで体や骨盤にゆがみが生じて(ねじれるなどして)、お尻のラインが崩れてしまいます。左右のお尻の形がちがうことも

3.骨盤が反っている

座ったときのお尻は関係ない、というイメージがありますが実は座ったときの姿勢も大切です。

背骨を背もたれにピッタリと沿わさず、ダラーっと腰を滑らせて座る姿勢は、座骨(お尻のいちばん下にある骨)で座れず、骨盤が後傾してしまうことでお尻も垂れてしまいます。

4.腰まわりの血流の悪化

姿勢が悪いことで、腰・骨盤付近の血のめぐりが悪くなります。

血管が本来あるべきところに位置しなかったり、血管が狭窄したりすることで血流が悪くなります。そうなると冷えて老廃物が溜まりやすくなります。

筋肉を動かす血液が循環しにくくなることで脂肪が増えてお尻も垂れてしまうのです。

お尻の筋肉量アップ=腰痛も改善?

腰痛の原因にお尻の筋肉の固さが影響していることがよくあります。

「お尻の筋肉を緩めると、痛みで伸ばせなかった腰がスッと楽に伸ばせる」という光景は、当院でもしばしば見られます。

お尻の筋肉は、日々の日常的な動作や、様々なスポーツ時に体を支えたり、腰を守るために常に激しく活動しています。日々足から来る衝撃を受け止めるその動きは、さながら車でいうところの「サスペンション」です。

サスペンションが固い車は、地面の衝撃をボディに多く伝えてしまい、当然乗り心地は悪くなり故障も多くなります。

車で例えると、お尻の筋肉がサスペンションであり、腰がボディなのです。お尻の筋肉が固かったり、また弱かったりすると、腰骨や背骨への負担が大きくなり、痛みが生じます。

よって、お尻の筋肉をほぐすと、サスペンションが有効となり、腰に伝わる振動が少なくなることから、腰痛が緩和するのです。

サスペンションであるお尻の筋肉をよく伸ばしたり、ストレッチをしておくと、腰痛の頻度が少なくなることはもちろん、からだの裏と表で連動して動いている股関節の可動域も広がります。

からだを支えやすくなるわけですね。

お尻の筋肉の種類

ヒップアップや腰のトラブルと関連するお尻の筋肉の代表的なものに、以下の3つが挙げられます。

・大殿筋(だいでんきん)

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・中殿筋(ちゅうでんきん)

・小殿筋(しょうでんきん)

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いずれもお尻を形作る筋肉で骨盤から脚(大腿骨)につながっています。

歩く時には中殿筋と小殿筋。走り出すと大殿筋が働くとともに、中殿筋と小殿筋が股関節の外転(がいてん:足を外に開く運動)を保ってくれます。

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1.大殿筋

お尻の筋肉といえばこの大殿筋です。大殿筋はお尻の一番外側を覆う大きな筋肉で、広範囲に触れることが出来ます。O脚矯正や小尻メイクにとても重要なポイントです.

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このように、足を後に振り出す際に使われる筋肉です。大殿筋が弱ることやこの周辺に脂肪がつくことで、いわゆる垂れ尻になってしまいます。

このポーズはO脚矯正のときにとても大切なポーズですし、お尻が仙骨に向かって「ぎゅっ!」と引き締まるので、ヒップアップにはもってこいです。

足を後ろに振り出す際に
・片足を持ち上げたときに体の軸がまっすぐになっていること
・背中が丸まらないように、まっすぐ伸ばすこと
を意識してみましょう!

2.中殿筋

歩くときのヒップアップに重要な筋肉です。小殿筋と共に歩行中に体重が片足にかかった時に反対側の臀部が下に落ちないように支えます。

大殿筋はお尻の筋肉を中央に引き締める事で小尻を作り、そして中、小の殿筋が歩く時にお尻が下に垂れ下がらないようにしているのです。

3.小殿筋

歩く時には中殿筋と小殿筋が反対側の臀部を支え骨盤を固定するように働きますが、走るときも中殿筋と小殿筋が股関節の外転を保ってくれます。このおかげで歩幅を大きくとって走ることができます。

小殿筋は中臀筋の内側に入っているため、直接触れることが出来ませんが、小殿筋には「見た目年齢を決める筋肉」と言われる重要な働きがあります!

内側に入っている筋肉のため、小殿筋が弱ってくるとお尻が垂れるだけでなく、贅肉がこの部分につきやすくなります。(とくに女性は顕著です)

お尻まわりでお悩みのことがあれば当院へ

腰とお尻の密接な関係以外にも、お尻の筋肉を増強したり柔らかくしたりすることで、「からだがとても楽に動かせるようになった!」と驚かれる方が多い部位があります。

それは「股関節」です。

普段歩いている時や段差を上がる時、足を上げているつもりが上がっていない・・・このようなお話をよく伺います。お尻の筋肉が緩むと股関節がとても柔らかくり、「自然に足が上がる」状態になります。

「ヒップアップして、気持ちも上向きに!」

桜の開花を待ちながら、お尻まわりのエクササイズに励みませんか?効果が思うように上がらない場合は、いつでもご相談下さい。不調の箇所と適切なエクササイズをご案内いたします。

 

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