患者さんのプロフィール

40歳女性(主婦)。

半年前に第2子を自然分娩にて出産(第1子は3年前に出産)。

2回の出産共に安産。妊娠中も大きなトラブルなく快適に過ごす。第2子出産後は上のお子さんの「赤ちゃんがえり」ほか手のかかることが多くなり、なかなか心身が休まらない状況。

来院のきっかけ、理由

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1.産後の尿漏れ

第2子出産直後は年中尿漏れがありひどかったが、半年経った今は咳をした際、上のお子さんを抱き上げた時など、腹部に力を入れると尿漏れあり。

第1子出産後は全くなかった・・・年齢を重ねたことも原因ではないかととても気になっている。このまま治らなかったらと思うと不安。

2.時々首痛がある

授乳後に痛みを感じることが多い。5年前、ストレートネックと診断される。その時は首の神経が触れるように痛んだが、いつの間にかなくなっていた。

3.時々腰痛がある

座っている状態から立ち上がる際、寝ている状態から起き上がる際に痛みを感じる。妊娠以前は腰痛は全くなかった。

当院の見立て

「1.産後の尿漏れ」と「3.時々腰痛がある」について、左側の骨盤が大きく外へ開いていることが原因ではないか。腰から背中にかけての筋肉も左側がかなり固くなっている。

「2.時々首が痛む」についても、左首筋から肩付け根にかけてのこりが大きい。左側へ重心がかかりすぎている状況が見受けられ、(いつも左腕で抱っこをしているとのこと)身体の軸を調整することで諸症状が改善されると見立てた。

実際に行った施術

・「1.産後の尿漏れ」へのアプローチとして、極端に固くなっている左側股関節と下腹部、左脚内腿付け根部分を入念にゆるめ、左側の骨盤を調整する。

・「3.時々腰痛がある」に関しては、左腰と右肩甲骨の筋肉の張りをゆるめ、背中を入念に伸ばす。

・「2.時々首が痛む」に対して、左脇付け根をバンザイをするように上へ入念に伸ばし、同時に左鎖骨下と首前方の筋肉(胸鎖乳突筋)をゆるめ、あごが前に出ているような状態になっている首・胸周りをゆるめる。

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施術の結果

結果、1回の施術ですべての症状はなくなった。

主な変化は以下の通り。

・施術後翌日はとてもだるかったが、上のお子さんを抱き上げた瞬間尿漏れしていないことに驚く。以後、尿漏れ症状は一度も出ず。

・朝起き抜けの腰痛と、授乳中の首痛がないことを「最近痛いって言わないね」と御主人様に指摘されて気付く。

・立位で抱っこして寝かしつける際など、自然と重心が左右に乗っけられる状態が
続いている。

・ふくらはぎがむくみにくくなった。

・産後骨盤周りがつっかかりはけなかったジーンズやパンツ、スカートがはけるようになる。

まとめ

・左側への偏った重心がからだを歪め、諸症状の原因となっていた。

・左側の骨盤が大きく開いていることで、股関節が固くなると共に下腹部に力が入らず尿漏れが起きていた。

・股関節や内ももがゆるみ重心を載せられるようになり、妊娠中の「反り腰」姿勢がなくなったことで腰痛が改善した。

・からだのバランスが取れ背中が偏りなく伸ばせるようになったことで、首が前に出るような姿勢の悪さがなくなり、首痛を感じなくなった。

院長からのコメント

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産後の尿漏れの原因は、骨盤内の臓器を支える「骨盤底筋」がゆるむことで起こることがほとんどです。

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骨盤底筋を引き締めるにあたり、開いた骨盤を調整することはもちろん、下腹部に力を入れやすくするために、背中から腰部分、内またの付け根の筋肉をやわらかくします。

今回のケースでは、体重管理をとても上手にされていたので「体重が戻らない」というお悩みはありませんでしたが、骨盤が妊娠前の状態に戻らず、骨盤のバランスが悪い状態が続くと周囲の血行が悪くなることで脂肪の燃焼が滞り、体重が戻らないことも多々あります。

産後のおからだは冷えている場合も多く、骨盤を調整すると同時に、リンパ節がある股関節や足首、胸回りをゆっくりとゆるめていきます。

一般的には、出産後3~4ヶ月かけて左右交互に少しずつ縮みながらゆっくりと骨盤は正常な位置に戻ると言われています。

その期間内に骨盤調整が出来れば理想的ですが、日々の子育てに終われご自身のことは二の次になってしまうことが現状です。

出産後、時間が経ってしまった状態でも骨盤はもちろん、こりや不調を改善しながらからだのいいバランスを取り戻すことは十分可能です。

尿漏れに限らず産後から始まった生理痛や腰痛など、「ささいな痛み」と我慢せず、お気軽にご相談ください。

わたくしを始め、全員が女性スタッフである当院ならではのきめ細やかな施術でサポートいたします。

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