院長のブログ

簡単そうで、実はなかなか難しい!【体幹ドリル】に挑戦。

こんにちは。院長の小澤です。
施術が終わり、からだが軽くなり、
楽に動かせるようになると、
皆様おっしゃる一言は
「何に気をつけたら、これをキープできますか?」。

また、ひざや腰などの痛みがひどい時に
皆様おっしゃる一言は
「何がいけなかったんだろう…スマホの見過ぎ?
長い時間座りすぎ?足を組むのがまずいのか?」。

「何に気をつけたら」
「何がいけなかったのか」
の何ってなんだろう。
答えは一つではなく、いろいろあります。
気圧や気温、湿度や疲労度など、
こちらではどうにもならないことが
要因になることもしばしばです。
真面目な方ほどご自身の日々の動作を
厳しく思い出しては反省されますが、
足を組むのは、歪んだからだで
うまくバランスを取ろうとしている
という部分もあります。

何をやめたら、
もしくは何をしたらいいからだになるのか、
ということではなく、
痛みやこりが出にくいからだって
本来どんな風なんだろう。
…ということを体感して頂きたく
いつも施術をしています。
そういう話をして、
カッコよく施術を終えようとしますが、
それでも、皆さんやはり知りたいのです。
「何」の正体を。

おからだは千差万別、同じ人はいませんから、
「何」の正体もみんな違います。
その方にあったストレッチやトレーニング、
青竹やストレッチポールなど
方法や道具をお伝えしますが、
今回はブログですから、
皆さん、当院も全員で共有できるものは
ないかなと探しました。
…ありました。

【1回10秒ひざ上げドリル】
https://amzn.asia/d/9rj6xvr

タイトルからも分かる通り、
誰でも足が速くなる!と話題の
【うごきのクリニックのかけっこメソッド】
をシニア向けにアレンジされたとの
説明文ですが、なかなか難しく奥深い。
そして、年齢問わずとても効果的だと感じます。
難しいのはそのやり方ではなく、
(やり方そのものは、むしろとてもシンプル。
なぜこれができないのかと思うのですが、
最初はかなり戸惑いました)
それができない姿勢や重心が問題です。

今日はこの本を皆さんとシェアしながら、
それぞれのいい重心、いい動きを
学びたいと思います。
繰り返しになりますが、
おからだは千差万別、同じ人はいませんから、
「何」の正体もみんな違います。
「何をやめる」「何を行う」のではなく、
その先の本来の目的
「自然に次の動作や行動に移せる」
からだづくりにフォーカスされている
とてもいい本に出会えました。
心からの敬意を表し、
こどもから筋トレ花盛り世代、
慢性痛に悩む方々など、
どの皆さんにも刺さるメソッドを取り出して
お伝えしたいと思います。

※ページ最後に、
当院整体師秋山と楽しくチャレンジした動画を掲載しています
より詳しいやり方や、いかに難しいドリルかを
笑いながらご覧いただける動画です
是非併せてご覧ください  

 

1.【ひざ上げチャレンジ】にチャレンジ

重心の位置や姿勢がいい感じだと
難なくできる【ひざ上げチャレンジ】。
挑戦してみましょう!

まず準備
① 背中を壁につけるように立ちます

② 両足の間隔を肩幅程度にして、
両足をまっすぐ前方にそろえます
足裏全体で地面を踏むようにします

③ 肩甲骨の先を壁につけます
腰と壁の間隔を、指一本程度あけます

準備はOKですか?
それでは、実践!
① 準備の姿勢をキープしたまま、
片足を上げます
② 4~5秒程度かけて、太ももは床と並行かつ、まっすぐ前方に、
ひざは90度の角度になるように
足を上げていきます
このとき、もう片方の足のひざが曲がらないように注意します


③ 4~5秒程度かけて、上げた足をゆっくり地面に戻します
④ 同様に反対側の足も行います

…いかがでしたか?
手順自体は決して難しいものでは
ありませんが、背中を壁につけることで
足を地面から離すことができない、
という方も少なくありません。
ひざが曲がってしまったり、
体が左右にブレたりしてしまう
手を壁でギュッと押さえてひざをあげるのはNG。
重心の位置やからだの歪みで、
いかに動きがぶれているか、
それにより余計にからだが捻れて
さらに凝ったり痛みが出ることも少なくありません。

 

2.歪みの方向を確認しよう

広めの場所で行います。
物にぶつからないように、
どなたか見守り隊がいると安心です。
確認方向はいたってシンプル。
床にしるしをつけ、
その上からずれないように、
目をつぶりながら1分間、
なるべくももを高く上げながら足踏みするだけ。

…いかがでしたか?
本人は大真面目に足踏みしているのですが、
結構激しく動いています。

こんな動きになっていませんか?

前進してしまう

反り腰になっているために、
体重がつま先にかかってしまっていることが
原因です。

 

左側に回ってしまう

右足は小指側、左足は親指側に重心がかかっていて、
歩く時に右足だけひざが内側に入り込みやすいです。
腕の振りが右側の方が大きい現象も見られます

 

右側に回ってしまう

右足は親指側、左足は小指側に重心がかかっていて、骨盤が前から後ろに大きく倒れている、
腕の振りが左側の方が大きい現象も見られます

 

3.からだを自然に使えるエクササイズ

①かかと上げおろし

1.両足を肩幅に開き、ひざはまっすぐに伸ばします。
胸を張ったり腹を突き出したりしないように。
壁に背をつけて行うのも良いでしょう

2.ひざをまっすぐ伸ばしたまま、
片方のかかとをゆっくり上げ、ゆっくり降ろします。
1秒1回くらいのペースで、左右10回ずつくらいを目安に。
かかとを上げると、骨盤がグッと上がります

 

②つま先上げおろし

1. 両足を肩幅に開き、ひざはまっすぐに伸ばします。
胸を張ったり腹を突き出したりしないように。
壁に背をつけて行うのも良いでしょう

2.1.の姿勢のまま片方の足のつま先をゆっくり上げ、ゆっくり降ろします。
1秒1回くらいのペースで、左右10回ずつくらいを目安に。
つま先を上げた時、反対側の足に体重を移動しないように注意です
重心は常に真ん中にあります

 

③つま先・かかとMIX

1. 両足を肩幅に開き、ひざはまっすぐに伸ばします。
胸を張ったり腹を突き出したりしないように。
壁に背をつけて行うのも良いでしょう

2.1.の姿勢のまま、右足はかかと上げから、
左足はつま先上げからスタートして
交互にゆっくり行います
1秒1回くらいのペースで、連続で10回を1日の目安に。
左右の足はまっすぐ平行にし、
ひざを伸ばして行います
からだや腰が回っていないかチェックして下さい!

 

④ひざ上げ

1.壁に肩甲骨、おしりをつけて立ちます
足は肩幅に開き、ひざ、かかと、つま先はまっすぐ前を向くように。

2.「1.2.3.4」で太ももが床と平行に、
ひざの角度は90度になるところまで片足を上げ、
「5.6.7.8」でゆっくり降ろします
足裏全体で床を踏むのがポイント。
左右各10回を目安に行います。

 

⑤ひざ上げ+肩甲骨伸ばし

1.壁に背中をつけて立ち、両手を床と平行に伸ばします
足は肩幅に開き、地面をしっかり踏みます

2.重心を変えずに、右手をぐいっと前に伸ばした状態で、4秒かけて左ひざを90°まで上げ、
4秒かけてゆっくり戻します
伸ばしている手と反対側の肩甲骨は壁にピッタリ
くっつけるのがポイントです
左右各10回を目安に行います

先程チェックした歪みの方向で、

左側に回ってしまう方は
【左手を前+右足を上げる】


右側に回ってしまう方は
【右手を前+左足を上げる】


を多めに行うと、からだの歪みが取れて
より効率的です

 

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