院長のブログ

からだが固い人がやりがちな「伸びないストレッチ」

こんにちは。院長の小澤です。

このブログでも何度か触れている、
からだが固いわたしの野望【かかとをつけてしゃがむ】が
随分ゴールに近づいてきました。

当初は本当に股関節が固く、まったくしゃがめなかったので、
当院向かいにある【セブンイレブン】の前で
ヤンキーのように座って写真を撮るのが最初の目標でしたが、
それは達成できる角度になりました!
ヤンキー座りで写真を撮ることは、
スタッフにやんわりと制止され、撮影はしていませんが。

現在は、両足をぴったり揃えてしゃがむこと
わたしの中での【かかとをつかてしゃがむ】目標達成の基準です。
しゃがむ角度をより深くすべく、現在行っているのが
【ジャックナイフストレッチ】
物騒な名前ですが、ストレッチするこの体勢が
ジャックナイフにの形状に似ているということから
つけられた名称とのこと。

①両足を肩幅に開き、
両足首を後ろから持って、お尻を突き出して
お腹とももの前側をくっつけた
前傾姿勢になります②そのままかかとを浮かさず、お腹と前ももを
しっかりとくっつけたままお尻をあげて、
頭を下げる姿勢になります
裏ももを限界まで伸ばした状態で5秒キープ。というストレッチです。
ももの裏側「ハムストリングス」を伸ばすことを目的として
行います。
ひざは曲げた状態でいいとは言うものの、
何せからだが固いわたしは、ハムストリングスが伸びない!
なかなかお尻をあげることができず、
頭に血が上るばかり…
いろいろやってみましたが
結局このストレッチの意味を全く見いだせずに
ふてくさりしばらく放置していました。
(いけませんね。)

 

ジャックナイフストレッチができるようになった「ひらめき」とは。

あるとき、施術中にふっとひらめきます。
「固くて伸ばせないももの裏側ではなく、
前ももに意識を持っていったらいいのでは?」。
柔軟性はすぐには変わりませんが、
明らかにストレッチがしやすくなり、
毎日少しずつ続けることで、しゃがむ角度が少しずつ深くなっています。

どんな施術をしている時ににひらめいたのか。
背中がこって固くなっている患者さんの
お腹をゆるめている時です。
あまりにもこりが強い部位は、いきなりその部位はあえて押圧しません。
もみ返しがでる可能性がありますし、
筋肉痛のような痛みが出るのもよくありません。
そんなときは、その部位と拮抗している(引っ張りあっている)部位を
緩めることで、本来緩めたい部位が驚くほどほぐれることが
よくあります。

「ストレッチも同じじゃないの?」
とひらめきました。
ジャックナイフストレッチは、裏ももを伸ばすストレッチですが、
ポイントはお腹と前側のももを離さないこと。
ここに意識を持っていき力をいれると、
ももの裏側「ハムストリングス」の力が抜けて伸ばしやすくなります

 

【筋トレ】は動かしたい部分に意識を向ける。
【ストレッチ】は伸ばしたい部分には意識は向けない。

伸ばしたい部分は脱力させるために、
どこで支えているかを意識すると効率が上がるんですね。

からだが固い皆さん、からだが固いと思っているばっかりに、
伸ばしたい筋肉に力が入っていませんか?
それが、かえってからだを固くしている理由の一つかもしれません!
「全日本からだが固い人を救う会」
があれば、すぐに電話したい気持ちになりましたが、
該当する場所が分からないので
取り急ぎ、ブログにてお話ししています。

 

「伸びるストレッチ」を実践してみよう

①足首を持って片ひざを曲げる前もものストレッチ

腕の力を使ってかかとをお尻に引き寄せつつ
ひざを後ろに引きます

この時、腕や背中が筋力を発揮しているので、
ここに意識を向けると、前モモがグーっと伸びます

②上腕を伸ばすストレッチ

ひじを伸ばして手を後方に引き、
上腕二頭筋(上腕の表側・力こぶが出るところ)を伸ばしたい場合、

腕の後ろ側の上腕三頭筋(上腕の裏側・タプタプの振袖ができるところ)
を意識すると、
上腕二頭筋は脱力してグーっと伸びます

③背筋を伸ばすストレッチ

からだを反って背中を伸ばしたい場合、

背中を支えている胸から腹筋を意識すると、
背中がグーっと伸びます

①③の場合は伸ばすために支えている筋肉、
②の場合は伸ばす筋肉と反対の働きをする筋肉
をそれぞれ意識しています

「これをやると必ずからだが柔らかくなる!」
という魔法のストレッチはありません。
それは、からだの固い部位やからだの歪みなど、
からだが伸びない理由がみんなそれぞれだから。
逆に、ストレッチする時に意識する場所がつかめれば、
どんなストレッチでも効率よくできるようになり、
しなやかな自分に一歩近づけますよ。

 

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