院長のブログ

ドッグマッサージ教室、こんなことをしています!~2020/01/26の教室風景~

こんばんは。院長の小澤です。

当院ではヒトの他に、イヌの患者さんがたくさんご来院されます。

イヌの施術は、ご本犬、飼い主様や、施術をする私共スタッフ、

たまたま施術現場に出くわした他の患者さん・・・みんなの癒やしのひとときになっています。

わたくしがイヌの施術を始めた時、

野口整体の祖・野口晴哉氏の施術を長年受けていらした当院の患者様が、

「野口先生は

犬や赤ん坊、物を言わぬ者ものを施術できたら一人前

とおっしゃっていましたよ」と教えて下さいました。

当院で一番「シビア」な患者さんは犬たちです。

「一回の施術で簡単に良くなる訳がない」

「薬も飲まずに痛みがなくなるはずがない」

などの先入観を、彼らは一切持ちません。

ですから、施術者の見立てが正しければ施術後は驚くほど改善します

後ろ足の踏ん張りが利かない状態が、施術後はスタスタと歩いたり、

垂れ下がっていた首が、スッと持ち上がり飼い主さんの頬をペロッと舐めたり。

「あぁ、よかったなー」と心から嬉しくなるひとときです。

物を言えぬわんこたちが長く元気に過ごせるよう、

飼い主様たちにも施術のシェアを・・・そんな思いから始めたドッグマッサージ教室。

今年2020年の第1回は先月26日、

一組のご夫妻と、ご夫妻が飼われているパピヨン2匹で和やかに行われました。

マコトちゃん(4歳♀)


あいちゃん(4歳♀)


マッサージをする方もされる側も、とても楽しそう。

飼い主さんとワンコたちの愛情が、深くつながっていることを強く感じられるレッスンでした。

事前に頂いていたご質問

ドッグマッサージ教室にご参加頂く前に、「質問したいこと」があれば事前にご連絡頂きます。

今回頂いたご質問は

日頃はとりとめなく撫でているだけなので、
凝っているというのはどういう状態(触ったときに)なのか、
どうしてあげれば良いのか、など、基本の基本から教えていただければ
幸いです。

また、歯を磨くときに仰向けに寝かせて磨いているのですが、
これは腰などに負担がかかっているのか?
加齢と共に注意した方が良い姿勢があるのか?なども教えてください。

ご質問にお答えしながら、レッスンしていきます

こった状態は、筋肉が硬くなっている状態です

わたくしが一度、マコトちゃんとあいちゃんの筋肉を緩めた状態を

触って頂きました。百聞は一見にしかず。

「こんなに柔らかくなるんですね!」

と実際に体感して頂くことで、こった状態を知って頂きました。

イヌもヒトもこる条件は似ています。

  • 緊張する
  • 寒い
  • ストレスが溜まる
  • 体調が悪い
  • 運動し過ぎた

マッサージをしながら、昨日何をしたか、最近の便や尿の状態などを

何となく思い浮かべると筋肉の硬さがより把握しやすいです。

たくさん散歩した翌日は四肢の付け根が、

一日お留守番だった翌日は背中がこっています。

触った感覚も大切ですが、話しかけながら愛犬の気持ちに寄り添えることが

マッサージの大きな効能だと思います。

イヌは仰向けでも大丈夫!

ヒトが直立二足歩行であるのに対し、犬は四足歩行です。
このロコモーション(移動様式)の違いは、
背中や腰にある筋肉の使用方法に違いがあります。

ヒト

上半身を重力に対して垂直に立てておく必要があるため、
常に背中や腰の筋肉を微妙に緊張させてバランスを取る
必要があり、これが慢性的な背部痛や腰痛の原因になる

イヌを始めとする四足動物

上半身を垂直に立てておく必要性がないため、ヒトと同じように
背中や腰の筋肉を常に使わない
その結果、直立二足歩行の筋疲労に起因する慢性の背部痛や
腰痛は生じにくいと考えられる

※当院ドッグマッサージテキストより引用※

マコトちゃんもあいちゃんも、好んで仰向け姿勢になるので、

今回はこの姿勢で四肢の付け根や鼠径部そけいぶなどをマッサージする方法をレッスンしました。

一般的には、骨格で囲まれていない腹部は、攻撃された時に致命傷となりうるため、

イヌにとっては弱点です。

マッサージできる方向はたくさんありますので、

弱点である腹部を無理に開かせ、仰向けにするのは避けましょう。

実践あるのみ!たくさん触って覚えましょう

当日はマッサージ手技や理論をまとめたテキストをお渡ししますが、

最後は「Don't think! Feeeeel!」。

今回ご夫妻が施術しながらおっしゃっていた印象的な一言は

意外にしっかり押しても大丈夫なんですね

床にイヌを置いてマッサージしなければいけないと書いてありましたが、 膝に乗せたり抱えてもいいんですね

こういう発見をしていただけることが、とてもうれしいです。

ワン友さん仲間で、ご家族で。

愛犬の健康管理やスキンシップを兼ねて、皆さんで学んでみませんか?

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