こんにちは。院長の小澤です。
今年は少し遅く香り始めた金木犀の香りを感じながら、
8月末にわたくしが講師を務めたトレーニング講習会のお話をしたいと思います。
なぜ今頃。
ご参加頂いた一人の方から先日、嬉しいご報告を頂きました。
その後筋トレがはかどって、今まで全く動かなかった体脂肪の数値が 少しずつ落ちて、
基礎代謝量が上がってきました!
間が空きましたが、これは是非皆様とシェアしたい!と思った次第です。
当日のテーマは
「プランク +1(プラスワン)」
日頃、会場の皆様が共通して行われている「プランク」に
それぞれのウィークポイントに見合ったあと一種類をプラスして行うことで、
覿面に効果アップ!
という内容でした。
「プランク」ポーズの確認がてら、先ずお一人のbefore→afterをご覧下さい。
beforeでは、腕では両側しっかり支えられているのに、尻が左へ流れてしまっています。
自宅には、フォームを確認できるは大きな鏡がなかなかない・・・
ならば、鏡を見なくても「自然に」afterのような姿勢を取ることができるよう、
支えるのに足りていない部位を「プラスワン」することで筋トレをより効果的に!
というのが目的です。
姿勢指導をしてもその場限りで終わってしまうことは、筋トレのみならず。
この写真も、フォーム修正して直後に撮ったものではなく、
beforeとafter撮影の間は2時間近く空いています。
自然にスッとafterの姿勢が取れた秘訣は?
特に、自宅での筋トレでなかなか効果が上がらない方とシェアしたい内容です。
まずは「フォームの現状確認」
今回の講習会では、
①一人ずつ「プランクをするときに、何を意識して行っているか」を発表後、
②参加者の前で、実際にプランクを行うことを繰り返しました。
③皆様それぞれお互いに傾きや姿勢の凹凸を指摘してもらい、
④わたくしが「支えの足りない部分」に必要な筋トレをご提案。
⑤それぞれに自主練をして、最後にもう一度お一人ずつプランクを行いました。
ご自身の癖や傾きはなかなか気付けないもの。
仲間内で指摘し合う、
もしお一人でトレーニングしている場合は、
是非一度、セルフ動画を撮ってみてください!
その際に「こんなことに気をつけています」ということを最初に宣誓してから、
ポージングします。
「気をつけてるって言ったじゃん!」
と自分に突っ込みたくなる程、できていないこともしばしばですが、
それも含めて一度ご自身の現状フォームを確認し、受け入れる。
今回の講習会では、皆さんで指摘し合いながら「人のプランクを見る」というのが、
それぞれ上手にポージングできるようになった大きな要素かなと感じました。
みんな普通にやっているけど、私にはかなりキツい・・・
自分は自然にできるけど、これって実は意外と難しい?(ちょっと嬉しい)
「えっ!そんな場所の筋肉動くの?使ったことないけど」
など、他人の姿勢を見ることで、自分の姿勢を確認。
やみくもにトレーニングするのではなく、
この「確認」=「自分の現状を知る」ことが効率よい筋トレに繋がります!
次に、「支えられていない」部分に必要な筋肉を付けるトレーニングを+1
自分の現状は分かったけれど、どんな筋トレを+1(プラスワン)したらいいのか分からない・・・
そんな時には
出っ張ってたり、歪んでいる部分の裏側・反対側の筋肉をつける!
プランクでよくあるケースを挙げながら、ご説明します。
例1.尻が出っ張ってしまう
本来はからだが真っ直ぐになるプランク姿勢ですが、尻が上がり気味です。
尻を下げるためにはどこで支えればいいか・・・。
尻の裏側、お腹(特に下腹部)で支えられれば、姿勢が真っ直ぐになります。
この女性のお悩みは「ここ数年でお腹まわりに余分なものが急に増えた気がする」。
それならば!+1(プラスワン)の筋トレに「リバーストランクツイスト」をご提案しました。
例2.背中が盛り上がってしまう
・下腹部に力を入れる
・尻が下がらないようにする
ということを気をつけてやっています、とのこと。
尻と腹のバランスはきれいに取れていますが、背中が出っ張っています。
背中を真っ直ぐにして支えるにはどこの筋肉で支えればいいか・・・。
胸で支えられれば、姿勢が真っ直ぐになります。
この男性は「Tシャツを着て立体的になる筋肉をつけたい」。
それならば!胸筋や横隔膜を意識できる+1(プラスワン)の筋トレに
「プルオーバー」をご提案しました。
どちらの例も、
支えが足りない部分を鍛える=ご本人がなりたい体型に近づく。
これは多くの方々を見ていて、ほとんどのケースで当てはまると思います。