こんにちは。院長の小澤です。
ようやく東京も梅雨明けし、蝉も勢い良く鳴いて、夏本番!
暑くはなりますが、日照時間が極端に少なかった今年の梅雨時期が過ぎた今、
日の光がこんなに気持ちを明るく、楽にしてくれることを実感します。
気持ちも軽やかに、洋服も靴も夏仕様・・・
今回は、夏の必須アイテム「サンダル」で疲れた足の、簡単なほぐし方をご紹介します。
サンダルの形によって、足が疲れる場所も違ってきます。
上手にケアすると靴ずれや外反母趾の予防にもなりますよ。
スタッフそれぞれのサンダルを持ち寄り撮影。フリーマーケットのような一コマ。
サンダルタイプ1:ヒールが高い系
かかとが上がった状態で長く歩くことで固くなる、足指や足裏前方をほぐします。
中足骨骨頭と併せて足指をほぐせば、かなり足スッキリ!
①マッサージ
1.足裏を両手でグッと押し上げます
2.足指をゆっくりと、やや強めに内側に曲げて伸ばします
②マッサージ
1.親指と他の指を引き離すように、足指根本からグッと大きく開きます
2.同じように人差し指と中指の間、中指と薬指の間・・・と順に小指まで開きます
③ストレッチ
1.ゴルフボールを足裏の前側に当てて、コロコロ動かします
2.ゴルフボールを足指でつかみ、ギュッと握って持ち上げたり離したりを繰り返します
※ボールがつかめなくても、つかもうとする動作がいいストレッチになります※
サンダルタイプ2:ビーチサンダル系
足は縦アーチと横アーチ構造で荷重をバランスよく分散させています。
鼻緒が当たる部分を持ち上げようとすることから固くなる、横アーチを支える二つの関節をほぐします。
足甲を伸ばすのですが、リスフラン関節からギュッと押し曲げるイメージで緩めると効果的です。
(刺激的ですので、ゆっくりと)
青竹踏みなど、足裏もセットでほぐしておくとさらに効果的です!
①ストレッチ
1.足の指の関節を折り曲げて、指の付け根に体重をかけながら足首を伸ばしていきます
2.足の甲からスネの筋肉が心地よく伸びているところで10~15秒キープします
※外くるぶしや内くるぶしのまわりだけにストレスがかかる場合は、捻挫の恐れがあるので中止する※
②ストレッチ
1.正座の姿勢で手で足の甲をつかみ、体重を前に移動して足の甲を床から浮かせていきます
2.足の甲からスネの筋肉が心地よく伸びているところで10~15秒キープします
※ひざに違和感や痛みが出る場合は中止する※
③マッサージ
1.5本それぞれの指付け根から足首の近くまで、足指の骨間を棒で押します。
少し揺らすようにしながらグッと中までしっかり押すことで、足甲がゆるみます。
サンダルタイプ3:つっかけ系
サンダルが脱げないように歩くことで疲労する足首をほぐします。
足首から下の「足」と、足首から上の「脚」をつなぎ、
耐震パーツのように上と下の動きを調整している距骨(きょこつ)をほぐします。
①ストレッチ
1.イスに座って右足を左の太ももに上げ、片足だけあぐらを組みます
2.右手の親指と人差し指で、右足首の距骨をはさみます
3.右の足指の間に左手をなるべく奥まで入れ、グッと握ります
4.足首をゆっくり大きくまわします 左足も同様に
②ストレッチ
1.右足を軽く持ち上げます(イスの背もたれや壁などに手をついてもOK)
2.30秒間、足をブラブラさせます 足首の関節、距骨のまわりにすきまをつくるイメージで。
3.左足も同様に行います
③ストレッチ
1.外くるぶしの真下に両手の人差し指と中指を、内くるぶしの真下には両手の親指を重ねて当てます
2.両側のくるぶしをしっかり押さえたまま、足首を内側に回します 足首全体で大きく円を描くように
3.再度、両側のくるぶしをしっかり押さえ直して、足首を外側に回します
※内回しと外回し、右足と左足でそれぞれ可動域が随分違うと思います
固い側をゆっくり大きくたくさん回すと、距骨が動きやすくなり足首が緩みます
足の写真を撮る前には決まって・・・。
以前掲載した
「たくさん歩いた日の夜は、足裏と足甲 両側に湿布を!」