院長のブログ

あなたの重心は前?後ろ?~タイプ別 冬にお勧めの体操~

こんにちは。院長の小澤です。

先日、施術中にこんなお悩みを伺いました。

最近、寝汗がひどくて困っています。掛布団を薄くしたら寒くて寝られないし・・・

この患者さんからいつかも同じお悩みを伺った気がする・・・

カルテを見返してみると、今年の1月に同じお話をされていました。

そのことをお伝えすると、

確かにそうかも!普段は寝汗はほとんどかかないから、冬だけなんだなー

冬だけかく寝汗。原因はどこにあるのでしょうか?

 

冬の寝汗は窓の結露の原理と同じ

先程の患者さんは20歳女性。

盛夏の時期は顔にニキビや腰の辺りに発疹ができるのが悩みでした。

体質

体内に熱がこもりやすい体質のため、基本的に暑く感じるが、手足は冷える

体力もあり、熱量も十分にあるが、それを循環することが不得手なため、

熱のこもった場所に炎症や痛みが起きる

こんな体質の方は、冬になると外気温の低さと体内の熱のこもりの差で、

朝の窓の結露のように、寝汗をかきます。

暑くて汗をかいているわけではなく、体内の熱のこもりが原因ですから、

掛け布団を薄くしても寝汗は引かなかった・・・というわけです。

冬の不調は冷え体質ばかりではなく、

こうして熱のこもる体質も、手汗や寝汗、頭痛など、外気温との差で不調になることが多いです。

 

重心と体内温度の関係

体内に熱のこもる体質

体内が冷える体質

あなたはどちらですか?

ご自身ではよく分からない・・・という時は、

重心を前?後ろ?どちらにかけるのが楽ですか?

とお聞きすると、傾向がわかります。※施術現場でわたくしが取ったあくまでも傾向です※

以下のチェック項目、どちらが当てはまりますか?

両ひざを床につけて引っ張ります。どちらが力を出せますか?

A.お尻を落とさない方が力が出せる

B.お尻を落とした方が力が出せる

椅子に座り、両ひざを動かさずに立てますか?

A.ひざ下が垂直になると立てます

B.ひざ下が垂直になると立てません

ペットボトルの水を飲むとき、ひじは動きますか?

A.手首だけで飲みます

B.ひじごと動きます

軽いかばんを持つときに使うのはどっちですか?

A.指先で引っかけて浅く持つ

B.手のひらまで使って深く持つ

腹筋をするとき、どちらを押さえられるとやりやすいですか?

A.ひざを押さえられるとやりやすい

B.腰を押さえられるとやりやすい

重心別 冬にお勧めの体操

Aが多かった方→前重心→熱がこもる体質

Bが多かった方→後重心→冷える体質

普段動かせていない部位を使って体操することで、

からだ本体と体内温のバランスを取ることができます。

風邪やインフルエンザに負けない快適な冬を過ごしましょう!

 

前重心の方は、体操することで血液循環を促して、熱を放出

日頃、前に重心がかかりやすい方は、

腹筋や鼠径部そけいぶなど、からだの前面を使うことが少なく、

むくみやすかったり、いつも何となく眠かったり・・・といったケースが

少なくありません。

重心を後ろに引く体操をすることで、血や水分の巡りがグッと良くなり、

熱の解放に繋がります。

ひざ抱え

1.骨盤の下にタオルなどを引き、骨盤位置を高くセットします

2.ひざを抱えて、両ひざをつけたまま足先を開きます。

3.恥骨を閉じるようなイメージで、ひざを前上方へ思いっきり突き出します

重心をからだの真ん中の縦線へギュッと寄せる感じで

4.背中を丸めて、1.で敷いたタオルなどに骨盤を押しつけます

5.からだのバランスが悪ければ、ひざを左右に少し傾けて落ち着く場所を探します

しっくりきたら、静かな呼吸を数回行ってからゆっくり脱力します

 

腰割り

1.腰幅より少し広めに足を広げて立ちます

少しひざを曲げて、ひざの少し上に手を置きます

は脇を締め気味に、肩があがらないように太ももと足先の方向は並行にします ひざは開きすぎないように、閉じすぎないように

 

2.息を吐きながらお腹をへこませます

へそを背中に近づけます

3.へそをみぞおちに引き上げるようにさらに息を吐きます

内臓が横隔膜の方に引き上がり、背中の反っている部分が丸く後ろに張り出す感じ

 

4.3.の状態をしばらく維持した後、腹の力をゆるめて自然な呼吸に戻します

5.3.と4.を1セットにして、2~3セット繰り返します

6.終わって立ち上がる前に、ひざをもう少し深く曲げて腰を沈めます

 

7.後ろに引けている骨盤の位置を足下の真上に戻しつつ、ゆっくりと立ち上がります

骨盤を前に軽くスイングする感じで。ひざは伸ばしきらないようにします

 

後重心の方は、体操をすることでからだを温めて、免疫アップ・心身元気に

日頃、後ろに重心がかかりやすい方は、

膝が曲がっている姿勢が多く、もも裏が伸びきらずに

股関節が固まっているケースが多いです。

股関節が固まると、からだは途端に冷えます。

股関節を動かす体操をすることで、血流が良くなってからだポカポカ。

股関節周辺が緩むと背中が伸びますから、

呼吸も深くなって心身共に動かしやすくなります。

 

もも裏筋膜リリース

1.いすに座り、片足を低めの台に乗せてひざを軽く曲げます

2.両手を骨盤の後ろに当て、からだと一緒に骨盤を前に倒していきます。

もも裏を10秒かけて伸ばしていき、伸ばしきったところで10秒キープ、

10秒かけてゆっくり元の姿勢に戻します

左右それぞれ3回行います。左右で伸びにくい側を回数を増やすなど、 よりじっくりと行うと効果的です

 

もも上げ歩行

以下の流れで、普段よりもももを持ち上げて歩きます

1.腹部(腸腰筋ちょうようきん)を使ってももを持ち上げると同時に、腰が丸まらないように

腰から肋骨にも力を入れて、からだを真っ直ぐに保ちます

腸腰筋

2.支えている側の尻の筋肉(大臀筋だいでんきん)にもしっかり力を入れます

 

 

大臀筋

3.降り出した足を床につける時は、かかとから着地します。

胸の真ん中を前に突き出すようにして、手も前後にしっかりと振れるように歩きます

肘を伸ばして後ろにきれいに振りましょう

 

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