院長のブログ

急にむくんだ下半身と、二週間痛み続けた寝違えが解消した女性(42歳)の患者さんの実例

患者さんのプロフィール

42歳の女性会社員。一日立ち仕事の接客業。

一年前に管理職に就き、急に多忙になり睡眠不足気味で体重増が悩み。同時期から生理不順とPMS(生理前症候群)がたまに出始める。

急に首や肩のこりも気になり始めスポーツクラブに入会するも、時間が取れず通いきれず。

来院のきっかけ、理由

1.1ヶ月前から急に下半身がむくんだまま治らない

生理不順によるむくみかと思いそのままにしていたが、生理後もそのままむくみが取れず。下腹部と太ももまわりが特にむくみ、夜になると張って痛む。婦人科検査に行くも異常なし。

2.二週間前に寝違えた首が一向に治らない

年に数回寝違える。

通常寝違えても2~3日で良くなるが、今回は痛みが強くなり治らず。左腕に若干しびれ感、右に向けると左首に激痛あり。整形外科を受診しレントゲン撮影したが、頸椎に異常なし。

寝返りを打つと痛みで目が覚めることも。

3.全身のだるさ

ここ1年で急に体重が増えたのと、寝不足で疲れが取れないので慢性的にだるい。

当院の見立て

「2.寝違えた首が治らない」について、左肩甲骨が上に引っ張られるように上がっていて、周辺のこりがかなり強い。併せて、左首付け根と左胸筋に極度の筋緊張が見受けられる。

これにより、左首まわりの可動域が狭まっていると見立てる。また、左胸まわりと連動して動く左脇下が固まっており、左体側が縮こまっている状態であることから、左骨盤が上がっている。

脇下や股関節にはリンパ節があることから、この周辺が固いことにより「1.下半身がむくんだまま治らない」「3.全身のだるさ」症状も出ているととらえる。

左半身・左体側のこりや筋緊張が強く、右半身にはあまりこりが見受けられない。

からだのバランスが取れないことで呼吸の浅さや、特に背中が伸びにくいことで自律神経の働きにも影響を及ぼしているのではないか。

それぞれ片寄った側の筋肉を緩め骨盤調整をすることで、筋肉の弾力性と骨格の歪みを整えるとすべての症状が改善に向かうと見立てた。

実際に行った施術

背面側

・左側の天柱穴から天宗穴を線でつないだ部分を緩め、肩甲骨を下に下げる。

・天柱穴から首筋を通り肩井穴まで押圧するが、首筋のコリが強くもみ返しを防ぐため、首はあまりほぐさず二点の経穴を入念に押圧して首を弛緩させる。

・左側の肩貞穴から左脇下にある腋窩(えきか)を緩め、首筋を伸ばす。首筋~腰のトリガーポイントの一つである、右足底部の筋肉の固さも併せて調整する。

・左腰から左臀部にかけ緩める。固さが最もあった左仙骨付近を特に入念に施術する。

表側

・左鼠径部から大腿骨際、内転筋群と骨盤底筋群を緩める。下腹部と内ももは冷えあり。
・左鎖骨下の極度の固さと左顔面のこりを入念に施術し、首の可動域が広くなるようアプローチする。

・鎖骨下と鼠径部にあるリンパ節をゆるめることで、むくみを緩和させる。

横向き(体側)

・左側骨盤の開きが大きかったので、左大腿骨の際~左脚外側のラインをゆるめる。洋梨のように臀部の側面に凸があるので、座骨神経ラインをあわせてほぐし、脚のラインをスッキリさせる。

・背面側でも押圧した腋窩部分から腰にかけて体側を緩めて伸ばす。表面の鎖骨下ラインと共に、リンパ節を意識して入念に弛緩させる。

施術の結果

結果、14日に1度、計3回ご来院で、

「2.寝違えた首が治らない」の症状は全く出なくなる。

「1.下半身がむくんだまま」及び「3..全身のだるさ」は生理直前に多少症状が出たが、かなり軽度に。主な変化は以下の通り。

・2回目:

初回施術翌朝、便秘が解消して「1.下半身がむくんだまま」「3.全身のだるさ」が大きく改善される。

「2.寝違えた首が治らない」は施術後翌々日から少しずつ痛みが軽減し、5日後には完全になくなった。夜中、首痛で起きなくなったことでだるさが随分軽減した。股関節付け根のむくみと張り感は残る。

・3回目:

前回から症状が残った「股関節付け根のむくみと張り感」を取るために施術された左ソケイ部と臀部の押圧痛が2~3日残る。

足のだるさもひどくなり心配になっったが、4日目以降スッキリと抜ける。生理も久々予定通りに来て、むくみもあまり出なかった。

※以後も月に一度のご来院を続け、生理周期は安定の傾向に。むくみが軽減したことで不安が解消し、通勤時一駅分を歩くようになる。睡眠時間はなかなか長く取れないが、深く眠れるようになった。

まとめ

・左半身の極度の筋緊張が、左肩甲骨が引っ張り上がる状態や左股関節の固さ、左骨盤の開きを引き起こしていた。

重心が偏った状態によりからだの歪みやこりが慢性化し、年数回の寝違えや、今回の症状「2.寝違えた首が治らない」を引き起こした。

・「1.下半身がむくんだまま」を改善するために押圧された左ソケイ部と殿部が数日痛み、足のだるさが出たことは、最も固くなっていたソケイリンパ節が緩む好転反応。

その後むくみが取れ、骨盤も調整されたことで生理前のむくみも軽減した。

・骨格の歪みを調整し、偏った筋緊張がなくなることで「3.全身のだるさ」や便秘の解消、呼吸や眠りが深くなるなど体調の改善にもつながった。

院長からのコメント

元来左に重心を乗せて動かれる体癖(たいへき)もお持ちでしたが、左側がこるという春特有の凝りが出る時期も重なった症例でした。

(※春特有の不調についてはこちらの記事で詳しく解説しています)

また、42歳というご年齢は女性にとって大きなからだ節目です。

東洋医学の教科書ともいえる文献『黄帝内経(こうていだいけい)』には、「女性は7の倍数」「男性は8の倍数」の年齢の時に節目を迎え、体に変化が訪れるという記述があります。

女性の42歳は情動期と言われ、白髪が目立ち始め、肌の乾燥やかさつき、体力の衰えも感じやすくなります。体は徐々に更年期に向かっていき、新陳代謝が落ちてくる時期なので冷えすぎると肥満にもつながります。

多忙な日々、心身共にいかに元気に過ごすかは年々大切になってきます。

当院でのからだの調整はもちろん、不調をわたくしども施術者とシェアすることでご自身のおからだを俯瞰でき、それだけでも随分心配が減らせます。

加えて施術者自らが日々からだと向き合う中で得た知識・・・
・効率よいストレッチ方法
・上手な食事の取り方
・女性ホルモンとのお付き合い豆知識
など、様々な角度からより良いからだづくりのサポートをしております!

むくみもだるさも寝違えも、一つ一つは大きな病気ではありませんが、長く続くと辛いものです。不定愁訴も是非ご相談下さい。

 

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