院長のブログ

春こそ、タンパク質!~春の臓器「肝」を大切に~

こんにちは。院長の小澤です。

一年の中でも3月は、気候も心の変動も大きくなりやすい時期です。

この時期を上手に乗り越えるには、2つのポイントがあります。

一つ目は

からだの土台をつくるタンパク質をしっかり摂り、
ちょっとした気候の変化からの肉体的な刺激や、
環境変化による精神的な刺激には動じない心とからだをつくること。

二つ目が

冬の「閉臓へいぞう」の性質により、
体内に溜め込んできた不要なものを解毒するために、
春に活発に動く「肝」をサポートすること。
そのために「肝血かんけつ」=「肝臓の栄養」になるものを摂ります。
肝臓にはタンパク質を代謝する機能がありますが、
「肝血」になるものもまたタンパク質です。

ポイントはタンパク質。

筋肉や皮膚、骨、臓器、髪の毛などがタンパク質からつくられていることはもちろん、

血液、ホルモン、消化酵素などもタンパク質を原料にしています。

さらに、血液中の栄養素を運んだり、ホメオスタシス(恒常性)を維持するホルモンなど、

体内で様々な役目を果たしています。

そして、春にタンパク質が特に必要な理由は、

タンパク質が心の健康にも直接的に影響しているからです。

タンパク質は神経伝達物質の原料にもなっています。

心を落ち着かせるセロトニン、喜びを感じさせるドーパミンなどの神経伝達物質は、

タンパク質が足りないと充分につくられないことから、

心の状態にも大きな影響を与えています。

 

中医学での「肝」のはたらき

中医学でいう「肝」が司る器官は、肝臓の他にも自律神経系や目、爪、筋肉も含まれます。

「肝」が心身を司るという見地は洋の東西を問わず同じであることは、

とても興味深いことです。

「肝」の最も大きなはたらきは、

生命の維持に必要な血液を貯蔵して、全身への血液分布の調節をする

そして

アルコール分のような体内に摂取した有害な成分を解毒するデットクス機能を担う

「肝」のデトックス機能が、先程お話ししたこの時期を上手に乗り越えるポイントの2つめ、

体内に溜め込んできた不要なものを解毒するために、
春に活発に動く「肝」をサポートすること

に大きく関わってくるのです。

また、中医学ならではの見地としてこんなものがあります。

・「肝」は春という季節の外気に影響を受けやすく(特に風が苦手)

・「肝」のバランスが崩れると酸味を欲し、

・「肝」の異常サインは、やたらと怒りっぽくなったり、イライラしている!

旬の野菜やくだものが、その季節に影響を受けやすい臓を補うようにできているのも

興味深いところです。

甘夏やいちごなどの酸っぱい食材は、

イライラする感情をクールダウンして、「肝」を癒やします。

ニラは免疫力を向上し、血流を良くする代表食材。

先日、北海道産の「一番ニラ」を頂き、舌鼓を打って春を堪能しました!

そして、「肝」を元気にする一番の食材は、レバー。

動物性タンパク質が最も大切です。

 

「植物性」より「動物性」タンパク質がより有効な理由

大豆などの植物性タンパク質ももちろん悪くはありませんが、

含まれるタンパク質の量と質を考えると、動物性タンパク質の方が

圧倒的に効率が良いとわたしは考えています。

タンパク質を効率的に摂るためには、その食品の中に

どのくらいの割合でタンパク質が含まれているのかを知っておくと便利です。

その指標に重宝するのが「プロテインスコア」です。

プロテインスコアとは、1957年(昭和32年)にFAO(国連食糧農業機関)によって

提示された食品中のタンパク質を評価するための指標です。

このスコアを見ると、

10gのタンパク質を摂るためには、大豆→52g 牛肉→65gがそれぞれ必要量になります。

プロテインスコアが100を示すのは、卵とシジミのみです。

肉類は100には届かないもののいずれも高水準であり、

大豆のみを52g摂取するよりは、肉類の方が調理方法も幅があり摂取しやすいことも魅力です。

推奨量を摂取することを考慮すると、おおよそ50~60gのタンパク質を摂ることが理想的ですね。

コロナウィルスによって、昨今改めて見直されている「免疫力」の向上にも、

「肝」のはたらきを良くしておくことは大切です。

以下の食材は、バランスの良いタンパク質が摂取しやすいものです。

お好きな食材、食べられる食材を理解し、春を楽しめる心身に!

・鶏肉    ・卵     ・イカ
・牛肉    ・シジミ   ・エビ
・羊肉    ・イワシ   ・タコ
・レバー   ・サケ

 

「肝」のお疲れサインを見逃さないで!

こんな症状が出やすい時は、「肝」からのメッセージです。

「最近少しブラックすぎるだろ!!休みをくれー 😡 」

という「肝」からのメッセージ、受け取ってあげて下さい。

①後頭部からうなじにかけて凝っている
②頭頂部からの抜け毛が多い
③おでこが乾燥する
④めまいがする(ぐるぐるするような)
⑤まぶたがぴくぴくする
⑥目がよく赤くなる
⑦しみができやすくなった
⑧無意識に(就寝時でも)歯ぎしりをしている
⑨口の中が苦い
⑩ため息、げっぷをよくする
⑪のどに何かはさまった感じがある
⑫脇の下にできものが出来る
⑬爪がもろくつやがない
⑭胃痛が起こったら、わき腹の方へ移動する
⑮おへそのすぐ左側が固い
⑯便秘と下痢が交互に起こる
⑰痔がある
⑱ある姿勢になると腰が痛む
⑲足がよくつる
⑳足や腕の筋肉がよくぴくぴくする

 

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